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HSPが悩みをこじらせる過程と、抜ける方法

 
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HSPのお仕事の悩みパターン診断をしています。転職・就活・起業・人間関係のご相談も。「敏感すぎる人の仕事の不安がなくなる本」など著書・監修3冊。 詳しいプロフィールはこちら

HSPは、じっくりとものごとを考える特徴があります。

全ての可能性を検証し、慎重に判断を下す傾向があるんですね。

 

ものごとを考える姿勢そのものは、ポジティブでもネガティブでもありません。「考えること=悩み」ではないのです。

 

そこで作用してくるのが「気持ち」。気持ちがネガティブになりやすいと、HSPは、悩みを複雑にします。

この記事では、悩みを複雑に考えてしまうからくりと、解決への第一歩をお伝えしますね。

 

HSPは思い悩むきっかけを生み出しやすい

 

人間誰しも考える生き物。

HSPの場合、慎重になり「すぎ」たり、ちょっとしたことがきっかけで深く考え「すぎ」て苦しくなることがあります。

 

苦しくなるからくりは、悩みの内容よりも自分の視点にあります。

あらゆる側面からものごとをとらえる視点です。

こんな場合はどうしよう、こういうシチュエーションになったらこうしよう、という視点ですね。

 

そこで終わればいいのですが、HSPは、自分だけでなく、かかわるひとのこともすごく考えます。

 

”こういうコトになったら、この人はいいけど、あの人はどうなるんだ?”

”あの人はよくても、かの人はどうなんだ?”

 

・・・という具合に、さまざまなシーンを思い浮かべて、たくさんの人が登場してきます。

つけくわえると、時間軸も加えて、全てのアングルから考え抜きたくなります。

 

計算尽くしのミステリー小説ばりに、計算しまくって本を書くような作業ですね!!

 

その本が、ポジティブな方向性なのかネガティブなのかによって、綿密な予見性のある話なのか、複雑な悩みとなるのか、が決まります。

 

 

HSPが悩みをかかえこんでしまう背景

 

ネガティブな流れでストーリーをえがくと、どんなことも悩みに転じます。

では、ネガティブな流れはどこから影響を受けてくるのでしょうか?

 

実は、HSPは、幼少期に育った環境からポジティブな影響を受けていると、ものごとを前向きにとらえ、ネガティブな影響を受けると、HSPでない人に比べ、よりネガティブな視点をもって成長します。

幼少期の思い出が影響してくるのです。

 

HSC(子供のHSP)が育つ過程の影響

 

ネガティブな影響は、親や先生などに、自分のHSPらしさを汲んでもらえなかった・・・と感じるのがきっかけで起こります。

 

周りからすると理解しづらい状況で泣いたり、逆にひっこみじあんになったりすると、周りはどう対応していいかわかりません。

そんな周りの様子を感じ取り、本人は、わかってもらえないんだ、とがっかりしたり、自分の気持ちが伝わらないふがいなさを感じます。

こういった気持ちはやがて、周りとあわせられない自分への違和感になります。

 

わかってもらえないことや、欲求を満たされない状態、自分への違和感は、ネガティブなストーリーを生みやすくします。

 

成長したHSPが引きずるネガティブなメンタリティ

 

HSPがものごとをじっくり考えるのは、うまれもった特徴。

でも、大きくなる過程で、「考えすぎ」「意見がない(すぐに発言しないから)」と言われて、心に傷がつくことがあります。

どことなく自分のことに自信がもてないままになることも。

 

人間だったら誰でも悩むもの。

子ども時代に、自分の在り方を否定されたと感じたHSPの場合は、悩んでいる自分を無意識に非難・否定することがあるんです。

 

周りを気にしすぎて一人で抱えがち

 

考えすぎる自分のことをネガティブにとらえていると、誰かに相談するのが苦手なおとなになります。

相談したくても、相談したらあの人はこう思うのではないか、など周りの人のきもちや考えの方が気になってしまうのです。

 

いつでも相談してねといってもらえても、相談すること自体が相手の負担になる気がして、いいだせない。

 

こうやってHSPはひとりで考えをかかえこんでいきます。

 

一人で整理する vs 悩む

 

ひとりで考えをかかえこむときに、落ち着いてじっくりと整理できると、「いい時間をすごしたなあ」と思えますよね。

ちょっとしたきっかけで、悪い方に考え始める時もありますよね。

気持ちが落ちてしまうと、整理使用と思っていたとしても、いつのまにか悩んでしまいます。

 

悩みだすと、悩んでいることに気がつかず、なぜか苦しくなってる自分のことがイヤになってしまうことがあります。

ここまでくると、状況はかなり複雑になってしまってます!

これがHSPが悩みをこじらせた状態です。

 

HSPが悩みから抜けるヒント

 

HSPが悩みをこじらせがちな背景、ご理解いただけたでしょうか。

 

心の傷をおったまま大きくなったHSPの方へ、お伝えしたいことが、2つあります。

 

1つめは、

「悩むなんて・・・私ってなんてネガティブなんだろう?」

思わなくていい、ということ。

 

人間、だれでも、悩みを抱えて生きています。

考えすぎることも、悩むことも、生きていたら、当たり前に起きること。

 

あなたは、ネガティブな状態に入っているだけ。決して、ネガティブな人ではないんです。

悩んでいるからといって、ネガティブな人というわけではありません。

 

2つめは、

悩みが重たくなってきたら、まず話だけ聞いてほしい、と周りにうちあけてみてほしいのです。

 

打ち明けるなんて、周りから否定されるのでは・・・と思うことでしょう。

しかしここで、批判やジャッジされるのを恐れず、信頼できる人にはうちあけてほしいのです。

 

 

悩みから抜けるには、根本的に解決するまえに、ちょっとでいいので、あなたの気持ちの負担を軽くしてみてくださいね。

 

気持ちの負担が軽くなると、そのぶん、気持ちに余裕がうまれます。

問題を、根本的に解決するための余裕をもてるよう、力をぬいてみてくださいね。

 

 

 

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