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その心の痛みは誰のもの? ~HSPやエンパスが「他人の悲しみ」と付き合う方法~

 
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HSPのお仕事の悩みパターン診断をしています。転職・就活・起業・人間関係のご相談も。「敏感すぎる人の仕事の不安がなくなる本」など著書・監修3冊。 詳しいプロフィールはこちら

 

私は昔、自分探しジプシーでした。

当時は自分を知ることよりも、

助けてほしい気持ちだけで生きてましたね。

 

 

 

傷ついた自分を抱きしめましょう、

ってワークを習ったけど、

全然居心地よくなかった。

むしろ違和感が大きくて、キツかった。

 

抱きしめるデモンストレーションでは、

先生が、笑顔で、自分を抱きしめる。

ここに違和感がずっとあって。

 

数年後、キャリアコンサルタント養成講座で

カウンセリング技法を実習して、

ようやくその違和感がわかりました。

 

カウンセリングの先生からは、ことあるごとに、

「あなたの質問は、あなたが聞きたいことを聞いてますよね?

でもクライアントさんは、

クライアントさんの気持ちをわかってほしいんですよ。

カウンセラーがどう考えてるかなんて、特に初めは、聞きたくないんですよ。」

と指導が入る。

 

最初は先生の言ってることが全くわかりませんでした。

 

だけど先生がカウンセリングをすると、

クライアントさんの心を見事にとらえるんです。

 

おかしいよなあ、私も先生と同じことしてるはずなのに、

と疑問だらけで。

 

指導と練習を重ねていくと、

相手が話したいことに耳を傾けていない自分

がいるとわかってきました。

 

相手のちょっとした発言に

アレコレ私の考えをつけて、私の考えを伝えてた。

 

 

カウンセリングで

「寄り添う」

という表現をよく使います。

 

これは傷ついた心に優しく接するんじゃなくて、

本人がどう傷ついてるのか、

どんな痛みを感じてるかを

理解することなんですね。

 

悲しそうにしてるからいきなり笑顔でハグ、じゃない。

 

 

相手の痛みを理解する、

の意味がわかったと同時に

気がついたことがありました。

 

ほかでもない私が、

私の痛みを理解していなかったってこと!

 

痛がってる心を受け止めずに、

「この状態が続いたらタイヘン!

だから◯◯をしよう」

といきなり解決策を突きつけてました。

 

自分の悲しみを自分で受け入れないでいたから、

他人に、悲しみを受け入れてもらいたくて、

自分探しにハマっていて。

 

この気付きがあってから、

自分に悲しいことがあってもうろたえることがなくなりました。

 

 

 

ここから本題です。

 

HSPもエンパスも、

他人の悲しみに非常に敏感ですよね。

 

それが悩みに感じるのは、

感じた他人の悲しみをどうしたらいいかわからない

私はどう振る舞ったらいいかわからない

からじゃないかなと思います。

 

このような悩みをお伺いしていると、

気持ちが他人にばかり向いていて、

ご本人の心は「他人じゃなくて私を見て!」と、

体調を崩したりなどで、

本人にアピールしていることが多いです。

 

だから、自分の悲しみに寄り添ってあげることが大切なんです。

 

悲しんで、いいんです。

 

自分の悲しみとちゃんとつきあえるようになると、

他人の悲しみに直面した時、

どうしたらよいかわかるようになります。

 

他人の顔色が気になってストレスになるHSPは、

まずはストレスを感じてる自分の辛さをわかってあげること。

他人のことはその後で大丈夫です。

 

他人の心の痛みが自分でも感じられるエンパスは、

他人の痛みを切り離せる時は手放すこと。

それができない時は、

痛みを共に味わっている状態を相手に共有すること。

 

これはHSPの共感力、エンパスの「察してしまう・わかってしまう力」を活かす方法でもあります。

 

すると、

雪がとけて春の芽がのぞくように、

悲しみも晴れていきます。

 

あの人のも、あなたのも。

 

 

 

※スピリチュアリズムにはかつて依存していましたが、

いまは私のエンパス力として使いこなしています。

 

 

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