新刊「丁寧すぎるさんのための仕事・人間関係力の抜きかた」
HSP専門キャリアコンサルタントの みさきじゅり です。
2月27日、新刊出版しました!
おかげさまで、ランキング6位になったり
ギフトランキング3位になったりしております!
今回の本のタイトルを見て、学生時代からの私の友人でもあり、私の税理士もお願いしているAちゃんから
”「まさに、じゅりちゃんのことだわ~」と思いました”
とメールがきました。
確定申告のことで彼女とやりとりして言われたのですが、彼女からすると私は「完璧主義」らしいのです。
今年も資料やデータの提出が遅れ遅れになった私に、
「売上データを提出してくれたらこっちでなんとかするから!!」と、少しでも作業が前に進むようアドバイスをいただいたのでした。
40年近い付き合いの友人がそういうのですから、私はやはり「丁寧すぎるさん」で間違いない、と妙な自信を感じたものです(笑)。
丁寧すぎて抱えこむ・・・
思えば私は、丁寧すぎるがゆえに、さまざまな場面で不器用な人生を送ってきました。
例えば、今回の確定申告が良い例です。
申告に必要なデータを全て、ミスなく揃えてから税理士さんに提出しなくちゃ、と思って昨年4月からデータを揃えはじめていたのですが・・・
「今年から使っている銀行口座が増えたことをなんて説明したら、正しく伝わるかな」
「Googleドライブのフォルダ名、一目で見てなんのデータのことかわかって、かつ、短めのフォルダ名って何がいいかな」
と考えるうちに、2月頭に高熱に見舞われ、データの提出期限から2週間以上すぎてしまったのです。
税理士の友人からすれば、データの一部だけでも、集計を始めたかったのでしょう。
「売上データだけ先に出して!!」という意味で、私に連絡をくれたのだと思います。
丁寧すぎる、って恥ずかしい
仕事においても人間関係においても、常に「ちゃんとしなければ」という気持ちとともに、私は生きてきたと思います。
そんな生き方が当たり前すぎて、プレッシャーとの闘いを繰り返すことには、さほど疑問を感じてきませんでした。
私にとって、丁寧すぎる性格は当たり前のことですが、
周囲の方々、特に職場や取引先、お客様からすると、私は余計なところに力を入れていると思われています。
この記事をご覧いただいているあなたも、周りからそう思われている、と感じているのではありませんか?
残念なことに、周囲の方々が私に「丁寧すぎなんじゃない?」とはっきり言ってくださるタイミングというのは、ある程度お付き合いが続いてからのことが多いです。
私からすると「今まで黙って私のことをそんなふうに見てたのか」と恥ずかしくなります。
そんな恥ずかしい面をさらす時間が減ったらいいのに!
誰かこの丁寧すぎる性格や働き方に、あたたかなアドバイスをくれたらいいのに!
と、思っていました。
このような思いがあったからこそ、昨年初夏、本書の企画を三笠書房様からいただいた時、「絶対に出版したい」と思いました。
世の中は丁寧すぎるさんに「冷たい」!?
丁寧すぎるさんたちの切実な思いとは裏腹に、期待しているようなアドバイスはなかなか得られないものなのです。
アドバイスをされると、傷つくことの方が多くありませんか?
「先のことまで考えすぎ」
「そこまで細かく作業をしてたら日が暮れるでしょ?」と怒られたり(言った人は怒っていないかもしれないが)、
「どうして1人で抱え込むの?」
と哀れみに満ちた声をかけられることも多かったです。
皆さんも、同じような思いを経験されているのではありませんか?
こんなアドバイス(?)をもらう状況に陥る前に、
どうしたら気持ちをラクに、肩の力を抜いて、
かつ、
自分の思うまま丁寧に仕事をしたり、自分と向き合ったりできるのか。
その方法を、私は、ずっと知りたくて、この問いの答えを導き出すことに、人生の大半、心血注いできたのかもしれません。
「ちゃんと、の呪い」は抜けられる
そして今回、私なりの「答え」を1冊の本にまとめることができました。
出版を迎えた今、まるで大学で卒論を書いたような達成感をおぼえています!
この本では、私だけでなく、
3000名以上のHSPさんの仕事のご相談にお答えした課程で紐解いた
「”ちゃんとの”呪いから抜け出す方法」と、
その方法を実践した先に見つかる「自分らしい働き方と人間関係の築き方」をわかりやすくお伝えしています。
不器用な、56歳の「丁寧すぎるさん」が人生を振り返り、丁寧すぎる性格の扱い方を知りたいと願っている方々にエールを送る気持ちで書きました。
丁寧すぎ、は愛すべきキャラ!
HSPにまつわる書籍は、世界的な傾向を見ても、生きづらさに焦点があたることが多いのですが、
HSP専門キャリアコンサルタントになると私が決めた時から、私が大切にしていることがあります。
それは、
HSPの特性を正しく理解し、自分に合う働き方を選べば、HSPは、とても味わい深い人生を歩むことができる、ということです。
丁寧すぎることとか、
HSPという気質は、
愛すべき側面であって、忌み嫌うものではない。
そのことを、私は、明るいタッチで伝えていきたいのです。
丁寧すぎない人にもわかりやすい
本書のタイトルにある「丁寧すぎるさん」は、丁寧の度がすぎる性格を表しています。
深刻さや生きづらさよりも、「うんうん、こういう人、いるよね!」と(人口の多くを占めるであろう丁寧すぎるさんではない人たちにも)受け止めてもらいやすい表現です。
その証拠に、発売前から、丁寧すぎるさんからは、
「わかるわ〜〜!」
「私、コレかも!」とたくさんの共感をいただき、
丁寧すぎるさんではないけれど、私と長い付き合いの友人Aちゃんからは
「まさにじゅりちゃんのことだわ!」
と理解あるコメントをいただいております。
丁寧すぎて人生がめんどくさいことになっているあなたには、
そんなご自分を愛と笑いで包みこんでいただけたら、著者冥利に尽きます!
最後に、
「丁寧すぎるさん」の考案者であり、丁寧すぎるあまり原稿の提出期限を伸ばしたがる私を、ほど良い距離感でペーシングして下さった、本書の編集者・三笠書房の芦川日和様に、心より感謝申し上げます。
HSP専門キャリアコンサルタント
みさきじゅり