私はHSPです、と打ち明けるべきか。
HSPのことでご相談に来られる方には、自分はHSPだとわかり、ほっとして身も心も軽くなるタイプの方がいます。
別のタイプとしては、「私、HSPなんです」と周囲に伝えてわかってもらいたいと悩む方もいます。
わかってもらいたい方は、「それを言ってわかってもらえるの?」と不安で、ご相談に来られるのです。
不安なまま胸バクバクで「HSPです」と言う前に、もう少しご自分の気持ちをたしかめてみませんか。
(バクバクが落ちつくと思いますよ!)
気持ちを理解したうえで、どうしたらよいかまで、書いてみました。
HSPと打ち明けても周囲が冷たいわけ
まずは周りの反応のはなしから。
あなたが「私はHSPで・・・」と説明しようとすると、場合によっては「妙な特別感」を匂わせてしまうことがありますよね。
たしかに、HSPは少数派。まだまだ知られていないから、と説明すると「大多数とは違うんだ」的なストーリーになってしまう。
ここでポイントなのは、説明の中身ではなく、特別感などの「重たさ」。
↑ご自分でもココ、感じ取ってますよね?
HSPと打ち明ける時の重たさの正体
私はHSPで・・・と打ち明けるときに、わかってもらいたい、受け止めてもらいたい、という気持ちがありませんか?
それが、重たさの正体です。
HSPどうしの集まりでは、この重たさがあっても、丸ごと受け止めてもらえます。
HSPを知らないとか、HSPほどの繊細さのない方にとっては、感覚的に理解できないものを理解してほしい、と迫られるようなもの。
だから重たく感じられてしまうんですね。
打ち明けて、伝えたいことは
HSPだ、と打ち明けるとして、何をわかってもらいたいのでしょう?
何を受け止めてもらえたら、いいのでしょうか。
それは、ご自分の特性や、特性にまつわること、ですよね。
特性とは。
- ちょっとした音にも緊張してしまい、気になって、集中できなくなる
- 人の言ったことばだけでなく、空気感を読みすぎて、身動きできなくなる
- ほんとうは仕事をかかえていても、どうしても断れない
- ちゃんとしなくちゃ!と思うから、時間をかけたい
など。
わかってもらいたいこととは。
- 自分には悪気があるわけではない
- 付き合いが悪いことでイヤな想いをさせるつもりはない(むしろ逆)
- あらゆる争いが苦手だから、意見をいわないでいるだけで、考えがないわけではない
など。
受け止めてもらいたいこと、とは・・・
↑こういう↑私のことを丸ごと受け止めてほしい! ですよね!
受け止めてもらえたら、繊細すぎても社会に居場所がある、と感じられるから。
私はこういう人間なんです、と受け止めてもらえ、社会に居場所を感じられると、存在意義を感じることができます。
重たくならない伝え方
しかし、感受性は人によって度合いが違います。感覚を説明しようとしても、やはりムリがでてしまいますよね。
そこで私がおすすめしたいのは、HSPのことを、自分の長所短所として表現する、です。
私は、こういう長所と短所があるヒトなんです♪と自己紹介できればいいのです。
HSPらしい自己紹介例 ~仕事編~
仕事をていねいに仕上げよう、と努力するタイプです。
だから、取り掛かる前に、慎重に下調べする時間があると、やりやすいと感じます。
時間がなかったり、急に仕事を振られると、ミスをするのではないか、と心配する気持ちがでてしまうところが、玉にキズ、です!
仕事での私
HSPらしい自己紹介例 ~プライベート編~
みんなが仲良くすごせることを大切にしています。
なので、私の意見を考える前に、みんなはどう考えているのかな?を大切にしています。
気がつくと、みんなの意見にあわせすぎちゃって、家に帰ったあとで自分の考えがでたりしちゃいます!
オフでの私
具体的に言えると、HSPかどうかを打ち明けなくても、あなたの人となりをわかってもらえて、人間関係もつくっていきやすくなります!
おわりに: HSPです、と打ち明けるタイミング
それでも、HSPです、と打ち明けてみたい・・・ですよね!
打ち明けるときの心配は不安はつきもの。
だったら、相手をえらんでうちあけてみるとよいでしょう。
どんな相手がよいかというと・・・
打ち明けたい相手がHSPかなあ、とおもったら、です。