【HSPの働き方】夏のオフィスで自分を守る方法

夏の朝、オフィスに向かう途中で感じる、ブワっとした熱気。
オフィスに入った瞬間の冷房の風。
そのどちらにも、HSPの私たちは振り回されています。
「今日は疲れやすいな」
「集中できないのは、私だけ?」
このように考えはじめると、ますます仕事が手につかない・・・
感受性が豊かすぎると、いろいろ考えてしまうのは、自然の光や風に心を動かされるように、湿度や気温の変化にも、心と体が反応しているからなのです。
☀️ その疲れ、ちゃんと理由があります
オフィスの空調の風が肌に当たる感覚。
人の話し声やキーボードの音が、いつもより耳に残る感じ。
ささいな刺激が重なると、HSPの私たちは、自覚している以上にエネルギーを消耗します。
こういった時に限って、「あれもこれも全部やらなきゃ」と追い込みたくなる、と多くのHSPやHSS型HSPさんも話してくださっています。
「疲れていないつもりでも、疲れが溜まってるのかも」
このように考えてみると、仕事が手につかないことをちょっとだけ、許してあげられそうではありませんか?
🧊 オフィスでできる「小さな癒し」
疲れているけれど、あれもこれもやらなくては・・・と自分で自分にプレッシャーをかけていることに気がついたら、気分転換をするサインです。
HSPやHSS型にとって有効な気分転換は、神経のたかぶりを落ち着けられるようなことを選びましょう。
夏のオフィスワークでのおすすめは、手から肘までを流水で洗うことです。
冷たい流水を腕に流し、水が肌を流れていく感覚に集中するのです。
わずかでも肩の力が抜ける感覚があったら、もう少しリラックスしたくなることでしょう。
ハンドソープで腕から手を丁寧に洗うのも良いですね。
指と指の間も丁寧に洗い、たっぷりと水をかけて洗い流す。
まるで疲れまで流れ出ていくような感覚を味わってみてください。
ふっと心がほどけるような瞬間があります。 きっと、同じように感じているHSPの方も多いのではないでしょうか。
HSPの提唱者、エレイン・アーロン博士もたびたびおっしゃっていますが、HSPは自然に触れることでとても良い影響を得られるとされます。
洗面所に流れる水も、山奥で湧いた水が、大きな川となり、水道を伝って流れてきたものです。
大自然の一部をオフィスでも触れることができるのです!
🌸 オフィスでのセルフケアを気兼ねなく続けるコツ
HSPやHSS型HSPは、自然の美しさに心を動かされるのと同じくらい、 湿度や気温の変化にも、深く影響を受けます。
日本の夏のオフィスでは、湿度や熱で受けたダメージをこまめにケアすることが、私たちの神経疲れのケアに直結します。
クーラーが効いてるから大丈夫!と過信せず、頑張りすぎて倒れてしまう前に、手を洗いましょう(笑)!
もうひとつ大切なことをお伝えしておきますね。
手を洗うために離席したくても、人目が気になって我慢してしまったら意味がありません。
普段から周りの人たちに、あなたが手を洗うのが好きな人であることを、さりげなく伝えておきましょう。
たとえば、こんなふうに話しておく。
「夏ってどうしてもベタベタするので、肘まで丁寧に水で流すとすごく気持ちよくて…やってみたことあります?」
自分の“好み”として伝えることで、相手も自然と受け取りやすくなりますし、 「そうなんだ、わかるかも」と共感が生まれることもあります。
「私HSPなので」と話すのはおすすめしません。HSPという言葉が世の中で知られるようになったとはいえ、知らない人・共感できない人の方が多いと思っておくべきです。
あなたがセルフケアを続けることで、落ち着いた気持ちで仕事をこなせたら、自分も気持ちがいいですし、「あなたっていつも楽しそうに仕事してるよね」と周囲からの高評価につながる可能性だってあるのです。
この夏も、自分らしく、やさしく働いていきましょう。