HSPらしく力を発揮する、仕事の条件とは? ~HSPの就活・転職・仕事探し・起業の重要ポイント~
4回にわけてアップしている「HSPやエンパスの適職探しの4つのステップ」。
今回は「HSPらしく力を発揮する、仕事の条件」についてです。
HSPやエンパスの適職探しの4つのステップ
力を発揮する条件(この記事)
HSPの適職探しには力を発揮できる条件も重視
周りの影響を受けやすいHSPは、スキルと同じくらい、
力を発揮できる条件を重視しましょう!
「条件」をとらえる視点を6つ、具体的にみていきます。
- 場所
- 作業量
- 集中力
- 時間
- 人の動き
- 組織の大きさ
自分に合う条件を明らかにして、採用広告・説明会・面接で確認しましょう。
では、ひとつひとつ見ていきましょう。
場所
まず、職場の所在地。
HSPは、乗り物や駅が苦手な方もいますから、
例えば徒歩圏内で仕事を探す、など工夫が必要です。
次に、勤務環境。
できるだけいごこちよい環境が望ましいのですが、
ほとんどの場合、自分に合うよう、工夫が必要です。
- 椅子の高さを調整
- PCの壁紙を癒し系にする
- PCのパフォーマンスを調整する
- 筆記用具は備え付けのではなく、自分が好きなものを使う
雰囲気をつかむため、面接時に職場を見せてもらうのもよいでしょう。
作業量
自分の体力とあった作業量、です。
仕事の種類が少なくても大量か、または、
細かいことをたくさんこなすのか。
作業の種類や量を、
具体的な作業の流れとして聞かせてもらうとよいでしょう。
作業内容のイメージをつかんで、集中力の使い方とも照らし合わせましょう。
集中力
いままでの経験から、どんなときに集中力を発揮できていたか思い出してみましょう。
- コツコツと長い間作業できる。20~30分で集中が途切れる。
- 集中している間は周りの音が聞こえないほど。
次に、集中しやすいこと、しにくいことを思い出して下さい。
- 人の話はじっくり聞けるが、PCの作業は気が散りやすい
- ある程度任せてもらい、ひとりで作業すると集中しやすいが、そばで誰かが見ていると緊張して手がつかない
あなたが興味ある仕事は、あなたが自然な形で集中力を発揮しやすいでしょうか?
時間
働くことに時間をどのくらい費やすか、のバランスです。
- 短時間希望か、フルタイム希望か
- 時間帯の希望
- フルタイム勤務か、週に5日未満の勤務か
フルタイムで正社員を希望するか、他の雇用形態がよいのか、という話です。
経済的理由や、キャリアを積むためにフルタイムで働くこともあれば、
個人的な希望や健康・家庭の事情で、短い労働時間を希望するケースもあります。
職場が勤務時間を柔軟に考慮してくれそうか、
そうでないか(産休・育休の前例があるか)と一緒にとらえましょう。
人の動き
「職場の雰囲気」という時に、和気あいあいとか元気、と採用広告にあることも。
和気あいあいと聞いたから入社したら、
ランチは皆ででかけることが多く、HSPにはストレスフルな環境もありえます。
個人が自由度の高いスケジュールで行動できるのか、
上司や同僚と行動をともにするのか。
仕事のゴールを達成するために、活発に意見をやり取りする職場か、
黙々と作業をこなすのか。
会議は多いのか、少ないのか。
1日の行動のモデルケースを教えてもらい、想像力を働かせ、自分がその場で活躍できそうか、感じてみましょう。
組織の大きさ
働く組織の人数、事業所の場所の数なども環境要因のひとつです。
ここでは、人数からみた組織の大きさから、人の動きをイメージしましょう。
大企業
事業部がいくつかあり、事業部ごとに100人以上いれば、部やチームレベルでルールが作られます。
所属する人は、チームのルール、部のルール、事業部のルール、会社のルールといった数段階のルールに従うことになります。
社内の規則が複雑で、ルールの変更が起きても浸透するまでに時間がかかります。
ルールと同様、アイデアを実行しようとすると、何段階もの承認が必要となります。
一方で、一度浸透したルールはなかなか変更されにくく、マニュアル化されていないがみんなが知っているルールも存在します。
ルールに慣れるまでは労力も時間もそれなりにかかりますが、一度慣れれば作業はさほど難しくないことが多いです。人の動きはゆっくりめです。
中小企業
一人がかかえる仕事の種類や量が多くなる場合もあります。
隣の人が何をしているかだいたいわかっている組織です。人の動きは早めです。
ひとり
すべて自分の采配で動きます。
一人でこなせない作業は誰かに外注します。経営しつつ実作業も行います。
仕事そのものに加え、仕事をこなす仕組みを作ることが大切になってきます。
ここで、人の動きと組織の大きさを、6つのパーソナリティ・タイプとあわせてとらえましょう。
自分のタイプと似た動きと大きさでしょうか?
まとめ
これらのポイントは今までも考えたことがありますよね。
大切なのは、自分の本心にどのくらい正直になって考えられたかです。
転職時には、スキル面だけでなく、自分の
力を発揮できる条件がどの程度そろっているか、
できるだけ入社前に確認しましょう。
そのために、自分が力を発揮できる条件は、他人に説明できるよう、整理しておきましょう。
環境条件を変えると、探す仕事も変わりますよ!
ぜひ一度、整理してみてくださいね。