HSPのストレス対策 ~完璧主義者のアナタへ~
HSPは刺激を察知しやすいので、ストレスを感じやすい傾向があります。
HSPの中でも完璧主義の傾向がある方向けに、ストレスの悪循環から脱出する方法を書いてみました。
HSPはストレスを感じやすい
刺激を察知しやすいHSP。
普通に生活しているだけでも、HSPではない人よりも多くの刺激を感じ取ってしまいます。
それが心地よい刺激でも、そうでない刺激でも、刺激の量が多かったら、負担。
だから慢性的に疲れやすいんです。
慢性的に疲れを感じやすいところに、負荷のかかる出来事が重なると、「とてもストレス」な状態になりやすいのです。
HSPのストレスに対する果てしない闘い
慢性的にストレスを感じやすいと、なんとかしてストレスを減らしたくなります。
ストレスを減らす一つの方法として、刺激になりそうなことを避ける、があります。
しかしその考えが転じて、「刺激になりそうなことが起きそうなことを避ける」場合もあります!
これ、心配の(果てしない)悪循環ですよね。
ストレスが引き起こす完璧主義
ストレスには原因がある。
原因を除けば、ストレスにちゃんと対処できる。
ストレスに対処できたら安心できる。
はい、たしかにそうなんですが・・・
「原因にちゃんと対処しなきゃ!」と思ってしまうことで、あらゆる原因を事前につぶしておきたくなってしまう。
これが、深く考えすぎるHSPがなりやすい完璧主義です。
HSPには安心が不可欠
HSPに限らずだれでも、安心がいいに決まってます。
ですが、HSPが安心とか穏やかさを特に追い求めてしまうのは、自分の気持ちにもとても敏感だから。
不安や心配、ちょっとした違和感でさえも、心にかかえると、気が付いてしまうのです。
はっきり気が付いていなくても、無意識に気が付いていて(ちょっと変な表現ですが)ストレスを避けようとか、イヤな気持ちにフタをしようとする。
こういった考えや行動さえも、HSPにとっては長年の違和感やモヤモヤにつながってしまうのです。
ですから、心から安心できること、穏やかな気持ちを追い求めてしまう場合があるのです。
ストレスの悪循環を抜けるには「視点を変える」
HSPが先読みしすぎて不安にまみれ、ストレス状態の悪循環にはまっているときは、安心やおだやかさに飢えているんです。
安心やおだやかさを確実に手に入れないと安心できないんです。
いますぐ、安心でおだやかになりたいんです。
でも・・・
でも・・・
でも・・・
ってなってますよね。
ちょっと視点を変えてみませんか?
悪循環にはまっているときは、あらゆることを試しても出れない状態。
すでに試してダメだったことはやっぱりダメなんです。
こういう時は、視点を変えるのがいちばんですよ。
いますぐ、とりあえず、ちょっとだけおだやかになれることをするんです。
安心貯金を貯めるんです。
まとめ
深い悩みや、長年のモヤモヤは、原因をとりのぞくのに手がかかる問題だったりしますよね。
すぐに原因は消えないから不安の悪循環にはまるのです。
悪循環は体力と気力をうばっていきます。
そんなときにちょっとでも「安心」を生み出せると、生きる力をキープできるのです。
生きる力が貯まっていくと、複雑な問題に取り組むだけの体力と気力がでてきますよ。
本気で何かに取り組むのは、それからでいいんです。