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HSPの”脱・完璧主義” ~中途半端を極めよう~

 
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HSPのお仕事の悩みパターン診断をしています。転職・就活・起業・人間関係のご相談も。「敏感すぎる人の仕事の不安がなくなる本」など著書・監修3冊。 詳しいプロフィールはこちら

HSPはとてもまじめ!

キチンとやろう!、と一生懸命に取り組む様子を、

完璧主義だよね~~

なんて言われて、イヤなきもちになったこと、ありませんか?

 

 

この記事では、HSPが、「完璧主義」と言われて感じる、違和感との折り合いについて考えてみました。

 

 

HSPにとって完璧主義は自然なこと

 

 

HSPが、周りから、「完璧主義」と言われて違和感を感じるのは、まるで人格レベルで、自分の行動を否定されたかのように感じるからではないでしょうか?

 

 

HSPにとって、たとえば、仕事は、「ちゃんとやらないといけないこと」です。

仕事は成果を出すものだから、成果を出すのに必要なことを、正しく行わねば・・・と思いますよね。

さらに付け加えると、もし自分がミスをしたら、周りに迷惑がかかってしまう。そんな事態は絶対避けるべきだ、と考えますよね。

 

 

ちゃんとやるためには、多くの分析と検討を重ねて、モレヌケがないように確認して取り組みたくなります。

分析や検討を重ねたいから、HSPは、考えうる可能性すべてを網羅したくなります。

時間と体力が許す限り、思う存分、考えつくしたいのです。

 

HSPの仕事への姿勢の根底には、「すべてを網羅しておきたい」という真摯な想いがありますよね。

 

 

どうやらこの想い、周りからすると、いわゆる「完璧主義」に見えるらしいのです。

 

 

HSPの仕事への取り組みを客観的に見てみる

 

 

周りからすると、「完璧主義」に見える、と書くと、ちょっとさみしいですよね。

周りの人とHSPの人との間には、物事を感じる温度差があります。

同じ感覚で話がかみあわないからです。

HSPが一生懸命、仕事に取り組む姿勢は、実際、どのように見えているのでしょうか。

 

 

細かすぎることまで気にしているなあ・・・

起きていないことを、必要以上に、不安要因ととらえているのでは?

そこまで気を張らなくてもいいのに・・・

万が一、何か起きたとしても、今できることに取り組んでいれば、大事には至らないのに。

大事に至らないのなら、そこまで悩んだり、取り組むのに使っている時間や労力を、他に回したらいいんじゃないのかな?

周りの人の心の声

 

 

書いているうちに、普段の私の努力が、すべてムダだったらどうしよう?と不安になってきました(笑

みさき

 

 

今この記事を読んでいるあなたがHSPなら、こう感じてませんか?

期限を決められたり、取り組みがムダだからといって切り上げるのは、取りくんでいることを途中で投げ出すようで不安・・・。

 

この、「途中で投げ出してしまった」という、ちょっとした後悔にも近い感覚も、HSPには精神的な負担になるんですよね。

ですが、途中で投げ出したくないから、と、のめりこむうちに、疲れ切ってしまうこともありますよね・・・。

 

 

HSPの完璧主義と折り合う考え方:中途半端主義

 

現実社会では、さまざまな期限が設けられています。

 

時間的な期限。

気力体力の限界。

 

そして、こういった「期限」に沿って生きることができないと、デメリットが出てきます。

たとえば、その場に居場所がなくなる、仕事がなくなる不安、です。

 

途中で投げ出したくないけれど、社会での居場所がなくなるのも怖い。

ではどうしたらいのでしょうか?

一つの考え方が、「中途半端になる」 です。

 

え!それができたら苦労しないわよ!

HSPの読者の心の声

 

確かに、そう思うお気持ち、わかります!

でも、気持ちをグッとこらえて、読んでいただきたいんです・・・

 

なぜなら、私がお伝えしたいのは「HSP的な中途半端」

 

HSPの完璧主義を、中途半端という考え方にあてがうのです。

わかりにくいとおもうので、もうちょっと説明させてください!

 

HSP的な中途半端主義

 

 

どういうことか、というと・・・

「自分なりの中途半端」を定義する

「自分なりの中途半端」に対して完璧主義になる

です。

 

自分なりの中途半端、ってどういうことでしょう。

そもそも、中途半端ということばがしっくりこないわ・・・と思う方が多いんじゃないかと思います。

中途半端にやったのでは、周りに迷惑がかかるし、何より仕事が終わらないよ、と思いますよね。

では、中途半端でありながら、周りに迷惑をかけず、やるべきことをやるには、どんな考え方を導入するとよいか、見ていきましょう。

 

 

中途半端でありながら、周りに迷惑をかけず、やるべきことをやる5ステップ

 

 

1:疲れてでもとことんやりたいのか、それとも、疲れたくないのか、を決める。

 

ここでは、「疲れたくない」と決めた前提で話を進めますね。

 

 

2.どこまでやると疲れるのか、を明確にする。

 

勤務時間など、決められた時間内で、自分が、現実的にこなせる作業量を、数値化する、ということです。

つまり、自分のキャパを、人にわかるように、明確化する、ということです。

 

 

3.自分のキャパを基準にして、作業予定を立てる。

 

自分に対して甘いんじゃないかな?と感じるかもしれませんが、ひとつ、思い出してください。

あなたは、「疲れたくない」と決めたんですよね?

 

 

4.自分のキャパだけでは終わらないことは、誰かに助けてもらう。

 

誰かに助けてもらうのが苦手なHSPの方、多いです。

ですが、再度思い出してください。

 

あなたは「疲れたくない」と決めたんですよね。

疲れたくない、と決めたということは、「私は自分の気力体力を守るんだ」と自分に対して約束を交わしたことと同じ。

自分に対する約束を守りたいなら、助けを求めたい相手の顔色がどんなに気になったとしても、やっぱり、頼むしかないのです。

 

 

5.気持ちがブレる時は

 

ここまでのステップを踏んで、気持ちがブレるときは、1.に戻ってください。

自分との約束、ちゃんと、できてますか?

 

 

HSPの完璧主義はHSPの気質のあらわれ

 

 

HSPの完璧主義は、HSPの気質的な特徴のあらわれです。

完璧主義であることは、一生変わりません。

変えようとすると、非常にストレスになってしまいます。

であれば、「活かす」発想を取り入れればよいのです。

 

一つの例として、仕事の中身に対して完璧主義になるのではなく、仕事に対する姿勢を見直して、中途半端主義になる。

そして、中途半端主義に対して完璧主義を貫く。

 

ぜひ、トライしてみてくださいね!

 

 

 

 

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