適職=天職への道のり ~HSPとエンパスへの飽きっぽさと罪悪感を乗り越える~

 
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敏感で生きづらい、仕事がつらいHSPやエンパスの方へ、カウンセリングをしています。国家資格キャリアコンサルタント。繊細に見えないと思いますが(笑)、私もHSPでエンパスです。 ★ 詳しいプロフィールはこちら

HSP・エンパス キャリアコンサルタントの

みさき じゅり です。

(Twitter: @HSP_worklife )

 

 

 

1月17日は新月で、

体がフワフワとしていました。

 

 

月の満ち欠け、私は体調が連動するタイプ。

 

 

体がだるくなると、月の暦を確認します。

 

 

体が軽いのに動かない時は新月、

むくんでだるい時は満月。

 

 

月の満ち欠けの流れと、

HSPやエンパスが感じ取る微細なアップダウン。

 

 

動きが似てるなあ、と思います。

 

 

それは、

私が天職を選ぶまでの気持ちの揺れとそっくり。

 

 

 

 

私は今年50歳になります。

振り返るとこの10数年は、天職を求めて過ごしてきました。

 

 

私の天職は、この相談室。

キャリア・コンサルティングは別段変わった職業ではない。

 

 

始めるのに何を迷っていたかというと、

自分のHSPとエンパスに対する罪悪感でした。

 

 

HSPやエンパスの方が自己を確立し働くということは、ときに、

思う存分天職を全うすることでもある、と考えています。

 

 

思う存分ができなかったのは、私の場合、

HSP独特の飽きっぽさと罪悪感が原因でした。

 

 

 

 

罪悪感と向き合ったことで、天職に向かうことができました。

 

 

もしいまこの記事を読んでいらっしゃるあなたが、飽きやすさに疲れ、そんな自分に罪悪感を持ち、天職をあきらめかけていたら、

自分に合った働き方、仕事を追い求める気持ち、あきらめないで、

とお伝えしたいです。

 

 

罪悪感を手放す過程が、天職のイメージを固める過程にもなったからです。

 

 

 

最初から天職にある人はいない

 

 

 

まず、天職ってどんな意味でしょう。

 

 

天から授かった職業。また、その人の天性に最も合った職業。

コトバンクより引用

 

 

 

HSPやエンパスは心と行動が一致することが幸せにつながります。

天職という言葉、心躍りませんか?

 

 

ところが、学生の間に天職を見つけてる人はあまりおらず、その他大勢にならい、いったん就職する方がほとんどだと思います。

 

 

 

 

仕事を覚えている間は楽しく過ごせるものですね。

 

 

・その業界や会社での働き方を身につける

・自分の地位を確立する

・世の中の変化の速度や方向性を肌で感じる

 

 

このようなことを覚え、こなしていくのは楽しいものです。

 

 

しかし、特にHSPが陥りやすいサイクルがやがておとずれます。

 

 

それは、「飽き」

 

 

 

HSPと飽き

 

 

 

Making work work for Highly Sensitive Person(1)によると、HSPが仕事に飽きる兆候やできごとには4つあると言われています。

 

・The more you enjoy strong intellectual stimulation, the less likely a low level entry job will keep you interested

・The constant need for intense “spiking” passions that fizzle out in a couple of years

・The need for a different topic but with some type of challenge

・A high-low mixture

 

意訳(2)

・知的な刺激を楽しむ人ほど、初心者もできるような仕事に興味を保ち続けることが困難である

・強く衝動的な情熱(何年かたつと消えるのだが)がいつも必要

・ある程度のやりがいを伴う、違った題材が必要

・天職の要素と退屈さの混在

 

ところが「飽きた」「新しい刺激が欲しい」と職場でただ訴えても、何の解決にもならない、むしろ煙たがられるものですよね。

 

 

その結果、「すぐ飽きてしまう私はだめなんだ」「飽きないように工夫しよう(と言い聞かせて感覚を麻痺させていく)」と思っていく。

 

 

そこに罪悪感が重なると、そのうち何をしたいのかがわからなくなる。

 

 

これは私だけでなく、これまでお受けしたご相談内容から、HSPやエンパスの方にみられがちな傾向だと思います。

 

 

 

HSPとエンパスであることへの罪悪感

 

 

 

私ももれなく、罪悪感に疲れていた1人でした。

 

 

新卒で就職してからは、すでにHSPやエンパスにありがちな疲れやすさ、飽きやすさはあったものの、仕事で海外出張にいくのが楽しくて、とにかく働きました。

 

 

それが、海外出張にも飽き、仕事もルーチン化した30歳すぎ。

 

 

あれ?わたしこのままでいいの?

と我に返ってしまったのです。

 

 

そのうえ、なぜそんなことを思うのか、わからない!

だから一生懸命考えて、全力で対策しました。

 

 

 

 

 【30過ぎて結婚できてないからだ。】 

→ 数十万かけて結婚相談所2ヶ所に登録、何年かかけてお見合いも合コンもネット婚活もしたのに全敗。

 

 【趣味のバンドでバックコーラスをしてるが、メインボーカルじゃないからだ。】 

→ ハードロック、洋楽POPS、ロックンロール、アコギとのデュオも加えて合計5つバンドをかけもちしてみた。それでも私らしい音楽に出会えなかった。

 

 【営業なのに新規案件を取ってこれないからだ。】 

→ 法人営業として当時売ってた製品はお客様の要求からずれており、一担当でなんとかなる話でもなく、燃え尽き症候群になった。

 

 

その後も、スピリチュアルに答えがある!と思って勉強したけどなかった、

社会に貢献しよう!と思って発展途上国関連の仕事をしたけど違った、

と、自分に対する疑問をおいかけていました。

 

 

何をしても、少したつとふたたび違和感が湧き上がり、続かない。

 

 

何らかの対象や、社会的意義のあることをすれば心が満たされると考えていましたが、すぐ飽きるのです。

 

 

 

飽き→罪悪感

 

 

 

年齢を重ねると、飽きる原因は、自分に居心地の良さを感じられないからだ、とわかってきました。

 

 

何かの対象の良し悪しではないのです。自分のとらえ方に原因があると考えたのです。

 

 

私は、情熱的で冷めやすい一方で、頑固さもあって、相反するとらえ方に困っていました。

 

 

やがて、自分の変わっているところに罪悪感があって、目をそらしたいから夢中になれることを追い求めるけれど、罪悪感が消えず、飽きてしまう気がしはじめました。

 

 

ややこしいことに、これはすごく怖いことに気がついてしまった、と感じてフタをし続けました。

 

 

 

罪悪感の底にあった抵抗

 

 

 

「このままでいいの?」と思ったころ、偶然、HSPのことを知りました。

 

 

自分は繊細な性格で、

疲れやすいのは敏感だから、

社会人として生きてきた性格に反して、もっと柔な側面があるんだ、

突きつけられた感じでしたね。

 

 

HSPの本に書いてあったことは確かに納得できましたが、

そのまま受け入れて生きることには激しい抵抗があって、

かえって悩みが深くなったのです。

 

 

その抵抗とは、HSPを認めると、手にしていたものを手放すことになりそうで、怖くて、認めたくなかったのです。

 

 

収入や華やかな生活は、割とすぐ手放しました。

 

 

しかしHSPやエンパスを認めると、社会的にダメでデキない人と思われるのかもしれない、そんなことを絶対認めたくない、という気持ちは強かったです。

 

 

 

抵抗し続けられなくなった

 

 

 

一方で、年を重ねるごとに体力が衰え、今までのように外向きの私を保てなくなりました。

 

 

疲れがたまるたび、自分の変わっている部分を嫌いました。

 

 

その後、離婚がきっかけですごく疲れてしまい、「社会的にいい人」を続けるパワーが保てなくなりました。

 

 

心身のケアをして、少し元気が戻った時、いままで押し込めていた違和感をまた感じだしたのです。

 

 

職場の何気ない会話がたまらなく無意味で、耐えられない。

製品開発で、毎回同じところをつまづくのに、「みんな」はあまり気にしていないのが耐えられない。

気が付きすぎて、他人の仕事に口出ししてしまう。

 

 

私はそういう変わり者なのです、やっぱり。

 

 

 

 

 

ムダな抵抗をやめると

 

 

 

この時45歳になっていました。

 

ここまでくると、生まれつき変わってるから、普通の人の感覚を持とうとするのはムダだなと思わざるを得なくなりました。

 

 

しばらく記憶のかなたにおいやっていたHSPのことを思い出したのはこの頃。

 

 

同時に、変わっているところを、押し込めないことにしました。

 

 

すると、変わっている自分をそのままよしとしよう、とさらにあきらめが加速しました。

 

 

 

あきらめると気が楽になっていきました。

 

 

だんだん、漠然とあった罪悪感が薄れ、この相談室のコンセプトを考え、資格をとって経験を重ねる力が出てきました。

 

 

ムダに罪悪感をもつのをやめるたび、ものごとがすっ、と進むのです。

 

 

これが私の天職への道のりとなりました。

 

 

 

終わりに

 

 

 

 

冒頭に書いたように、私は、自分に合った働き方、仕事を追い求める気持ちは、あきらめなくてよいと思っています。

 

 

人生は長くて、想定外のことばかり起きるから、すんなりと自分がすべてを満たされる道にありつけない。そう感じる方は少なくないでしょう。

 

 

しかし、何度も何度も「わたし、このままでいいの?」と感じる時は、思い切り自分の気持ちを表現してみませんか。

 

 

どんな思いからその疑問がもちあがってくるかはその人次第。そしてその思いに、天職へのヒントが隠れている可能性があります。

 

 

その思いが何なのか、明確にするのが怖くてもやはり向き合うのであれば、一気に現実化しなくても、自分が受け入れられるペースで進んでいこう、と余裕をもたせてみてはいかがでしょうか。

 

 

そして天職を形にするのはやみくもに当たるよりは、いまできることから少しずつ始めるのが現実的。それについては、別の機会に書こうと思います。

 

 

 


 

注釈:

(1)Barrie Jaeger, Ph.D, p.97より引用。

(2)みさきじゅりによる意訳。引用・流用はこのサイトのURLを併記していただければご自由にお使いください。

 

 

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