「HSPに精通したコーチ」アーロン博士のサイトに掲載(日本人初)
HSPの提唱者、アメリカのエレイン・アーロン博士のサイトに、
”HSPに精通したセラピスト”という欄があります。
このたび、日本人で初めて、掲載されました。
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ご報告をかねて、掲載状況と、掲載されるまでの思いをまとめました。
というのも、掲載されることより大切にしている思いがあるからです。
HSPと向き合う人間の思いとして読んでいただけたら嬉しいです。
HSPに精通したセラピスト及びそれ以外の専門家とは
HSPの相談は、誰にしたらいいの?のリクエストにこたえた専門家のリストです。
エレイン・アーロン博士のプログラム(DVDまたは本を読み、テストを受ける)のテストに通った人が掲載されます。
また、プログラムのテストを受けるには、公的(または公的とみなされる)資格を持った心理療法者、セラピスト、コーチ、医療従事者であることを証明する必要があります。
サイトによると、国または州の免許や、コーチならICFのライセンス所持者の方が対象です。このことから、日本でよく見かける民間資格は対象外と考えられるでしょう、
私の場合は、厚生労働省に登録しているキャリアコンサルタントであることがわかる情報を添えて申請したところ、本とテストを送ってもらえました。
アーロン博士のプログラムを受けた理由
アーロン博士のプログラムのことは、少し前から知っていました。
実際に受けるまで、ずいぶん迷ったのです。
HSPのことは20年近く前から知っていた
私は、20年近く前、HSPの本に出合っていました。
アーロン博士の「ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ」です。
※2020年8月に、最新の研究情報を追記した版もでましたね!
本を読んだ当時、自分はかなりおかしいのではないか?と悩んでいたのです。
悩んでいたこととは・・・
・感情のアップダウンがはげしい
・ちょっとしたことで、「気が狂うのでは?」と思うほど動揺する
・明るくて人に接するのが好きなのに、帰宅後げっそり
・ひといちばい感動しやすく、おおげさ
・気にしすぎ、と言われることがすごく悲しい
などでした。
書店で本を見つけたとき、「これ、私のことかも」と感じて、一気に読み通し、原書も取り寄せて読んだほどです。
本を読んだけど、受け入れられなかった
ところが・・・
書いてあることを受け入れられない自分がいました。
本が強烈すぎたし、書いてあることを受け入れると「ダメな人」になる!と思ってしまったんですね。
当時は、バリバリに働いてて、趣味も楽しんでいて、表向きはキラキラしてました。
HSPだと認めると、無理して輝かせている私を、一気にやめてしまいそうで、怖かった。
本当の自分と向き合う怖さを助けてもらいたかった
私は、声は通って、意見も言うし、活発。
繊細なのに、ぜんぜんそう見えないので、ずっと隠していました。
いつのまにか、繊細さはいけないこと、社会では活かせないこと、と決めつけ、ビビりな私は存在しないことにしていました。
こんな状態では、心底こころを開く人間関係は作れませんし、どこか自信がないため何をしても気持ちがやすまりません。
そんな私を説明できてしまう「HSP」からも遠ざかっていきました。
自分らしく、リラックスして生きることさえも怖くなっていきました。
考えてみたら、10代のころから怖がっていたし、だれかに助けてもらいたかったんですね。
背中を押してあげるプロになると決めた
怖がるのは、世間体を気にしてプライドも高かっただけなんですが、受け入れるのが怖い理由もよくわかります。
ここだけの話、いまだにビビりでプライド高いですから(笑)
恐れがでるのは、自分に自信が持てないから。
敏感すぎて周りと違う自分、をゆるせてないからです。
HSPで悩む方も、もれなく、周りと違う自分がゆるせてない。
ゆるせるようになるには、HSPなど、自分の特徴を客観的にとらえるプロに、背中を押してもらいたいんです。
その「プロ」になるには、世界でいちばん研究を重ねているアーロン博士のプログラムを学ぼうと思ったのです。
プログラムに興味がある方へ
プログラムといっても、DVDまたは本を読んで、テストを受けるだけです。講座や実技テストはありません。
すでに公的またはICFの資格を持つ方が、プラスアルファの専門知識として勉強する内容です。
アーロン博士と会う機会があるわけでもなく、この資格があったところでアーロン博士の推薦も特になく、「アーロン式HSPセラピー」的な何かを教わったり伝授できるようになるものでもありません。
ないないづくしに聞こえますが、「自己啓発本を書くつもりはない」と断言されているアーロン博士らしいスタンスだと思います。
それでもHSPの知識を身につけ、日々の相談業や支援業に役立てたいとお考えの方は、アーロン博士の和訳サイトをご参照いただき、こちらから直接連絡をとってみるとよいでしょう※。
※英語で直接のやりとりとなります。みさきじゅりは、申請に関するご質問やサポートにはおこたえできませんので、ご自身で対応をおねがいします。