HSPの自分責めという罠 ~アダルトチルドレン(AC)セラピーが効かないあなたへ~
HSPのネガティブ思考でのご相談でよく聞くフレーズがあります。
「私ってダメなんです」
「私のどこがいけないんでしょう」
そう、自分を責めているフレーズです。
この記事では、HSPの自分責め(自己肯定感の低さ)について紐解いていきます。
あなたにも、当てはまりますか?
HSPであることに傷ついている
同じHSPでも、自分を責めてない人は、軽やかで明るく、そもそもそんなに悩みません。
自分を責めてしまうのには、
- 小さいころダメと言われて育った
- ひどい家庭環境で育った
など、いろいろ原因はあります。
そのため、自分を責めるクセがある人は、アダルトチルドレン(AC)のセラピー、ヒーリング、カウンセリングを受けたことがあるかもしれませんね。
しかし、愛情ある家庭で育ち、楽しく過ごしてきた人でも、自分を責めてしまうことが。
もしあなたがそういうタイプなら、HSPであることを誰かに傷つけられたと思っていることが原因かもしれません。
HSPの深い処理
ご相談に来られる方々は、感受性が高いため、たくさんの情報を取り込んでいます。
敏感過ぎるアンテナで、いろんなインプットを拾うんですね。
拾った情報をそのままスルーできればよいのですが、それができないのがHSP。
なんで?どうして?どうなるの?と情報をあれこれ加工したくなる。
これが「HSPの深い処理」です。
複雑な状況と「深い処理」の影響
時に、人は、どうしようもない状況に出くわしますよね。
HSPは予想外を嫌いますし、それがどうしようもない状況だったりすると、とてつもないストレスとなります。
- なぜそうなるか、説明がつかない
- 複雑な背景があり、どうしたらいいかわからない
というストレスです。
しかし、どうしたらいいかわからないのに、「わからないでいる状況をどんどん深堀」してしまうのは、HSPの性(さが)としかいいようがありません。
深く処理した後、ストレスに耐えられず・・・
例えば、
- 年頃だから結婚しろ
- 上司からも部下からも突き上げを食らう
などの八方ふさがりになったとき。
深く処理するのを止められれば、頭が休まることを知っているHSPは、自分が悪いことにしておけばいいと思いつくことがあるのです。
- 親がうるさいのを黙らせたいから
- 上司からも部下からもあれこれ言われたくないから・・・
ええそうですよねーーー
私が悪いんだわよね!!!!ということにしておくと、何を言っても黙らなかった周囲が黙る(静かになり刺激が減る)というメリットが生まれるのです。
気持ちを落ち着かせたいがゆえ、自分で自分を責めるという罠を用意してしまうのです。
自分を責めると選んだことを認識することが大切
静けさ、平穏を取り戻したくて始めた自分責め。
それがいつのまにか、自己卑下になる方もいます。
するとだんだん、自分が何を考えているのかわからなくなることも。
アダルトチルドレン(AC)のセラピーが効かない場合があるのは、自分で仕掛けた罠のことを忘れているケースがあります。
ここから抜け出すには、自分を責めると決めたのは自分だったと思い出す必要があります。